咲き誇れ。

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Endless SHOCK感想

ひとつ苦しめばひとつ表現が見つかる。ひとつ傷つけば、またひとつ表現が作れる。ボロボロになる。その分だけ輝けるんだぞ。”

 

初めてSHOCKを見たのは昨年。それより以前にSHOCKのドキュメンタリーを見た。もちろんふぉーゆーを見ることが目的で。光一は壮絶な戦いをしていたけれど、正直なところ意味が分からなかった。こうまでする必要があるんだろうか。たかがショービズ。はっきり言って命まで賭けるなんてバカバカしい...心の片隅ではそうも思っていたような気がする。

 

2011年2月、初めてSHOCKを見た。そしてその意味が分かった。東西のステージの融合、そして並外れた身体能力の限界を超えたかのようなアクション、何よりもその精神力によって生み出されているだろう表現。この作品はジャニーズじゃないとできない。今ここにいる人たちが持っているものの何が欠けてもSHOCKは成り立たず、だからこそやる意味があるのだと悟った。

 

だけど、どうしてこんなにまでなってこの舞台を続けるのか?その意味は分かる。でもその感情が理解できない。そんな感じ。だけどそれも、少し、ほんの少しだけどその答えが感じられた気がしたのが今年のSHOCKだった。

 

昨年と大きく変わったと感じたのは、ライバルのヤラの気持ちが分かり易くなったこと。そして痛いほどに観客の私たちの心に入り込んできたこと。思い出すだけで息が苦しくなるくらい、ヤラがコウイチを斬るシーンは恐ろしかった。その時のヤラの狂気、そこに至った気持ちが少し分かってしまう気がして、客席で声をあげて叫びたくなった。そしてまた、本物だと分かりながら刀を差し出したコウイチの気持ちも。

 

後のシーンでコウイチは死んでいると知っているのに口に出せなかったリカの気持ちも、全てを告白したヤラの気持ちも客席に流れ込んでくるようだった。彼らの感情が劇場を支配して、息が詰まった。

 

個々の感想になるけれど、岸くんの姿は見る一瞬一瞬が感涙だった。この経験の浅さで、1人放り込まれてあれだけのことをこなしている、こなしているだけではなくやり切っている。ショーの評価に裏側なんて本当は関係ないんだろうけど、どうしてもどうしてもその裏側にある努力に思いを馳せずにはいられない。だけどこっちのそんな思いとは裏腹に、岸くんの表情はそんな大変さは微塵も映さないかのような笑顔だった。プロだった。2幕はすごく泣いていて、CONTINUEの時に心配になるくらい喘いで泣いていたのに、自分が歌い出す一瞬前に電流が走ったように視線と姿勢が変わって、そして何事もなかったかのようにキラキラ笑顔で歌い出したの。あれだけすごい装置のある舞台の中で、何のすごい仕掛けも何もない、ただその表情の変化によってだけで、これほど圧倒させられるとは思わなかった。

 

そしてふぉーゆー。今回2対2に分けられたことに関しては、それを聞いた時にはマイナス要素を感じていなかった。だけど実際目の当たりにすると、やっぱりどこか違和感を持っている自分がいた。決して悪い違和感ではないのだけど。これは過程なんだなと思った。この過程を経て、彼らの望む未来へこの道がつなかっていけばいいな、とそれが今回特に感じたことでした。

 

ふぉーゆーは振りが見事に一致して動きの差異がない分、人によってダンスから受ける印象ってこんなにも違うんだなと気づかされる。見比べても物理的な違いが(少なくとも素人の私の目には)発見できないのに、放つ印象が全然違う。受け手が引き起こされる感情が全然違う。

 

最後に屋良朝幸という人。今私は彼を畏敬の念とともに見ています。今年のSHOCKは恐らく、ライバルに今現在の屋良朝幸が加わったからこそステージでできることの可能性が広がり、そして今年のSHOCKの形になったのではないかなと思ったから。光一と屋良さんの太鼓パフォーマンスからの夢幻は、言葉にどうしても表せない、私の人生至上最高のパフォーマンスを見たとしか言いようがない。舞台は人が集まって作り上げられるものなのだと実感した。そして屋良さんの存在の大きさを知った。

 

SHOW MUST GO ON。正解はもちろん分からない。でもコウイチは「止まれないから続ける」のかなって、ふと思った。一度その光の中に立ったら立ち去ることはできない。立ち去らないのなら続けるしかない。たとえボロボロになっても、何があっても。立ち去れないコウイチが、そしてカンパニーが、やっと立ち止まることが出来たのはコウイチの死をもってしてだった。これはコウイチのブロードウェイの話。

 

じゃあ帝国劇場で、光一によって演じられるEndless SHOCKはいつ、どうやって終わりを迎えるんだろう。そんなことが頭をよぎった。

 

色々ごちゃごちゃと書いたけど、SHOCKはやはりSHOCKであり、きっと一言で「衝撃」と表す他には表現がないんだろうなと思う。冒頭に書いた言葉は一番好きな台詞の一つ。これまでも私自身どん底に陥る度に自分に言い聞かせてきた言葉ともとてもよく似ている。かっこよくまとめると、人生とはこの台詞が指し示すことであり、そしてまたSHOW MUST GO ONであるのでしょう。それを2時間半で見せられるから、SHOCKを受けるんだろうな、なんて。

 

公演1000回おめでとうございます。そして、梅田芸術劇場での成功を心から祈っています。