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咲き誇れ。

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自分の土俵で戦う~弱くても勝てますを見て思うこと~

johnnys

ドラマ「弱くても勝てます」を見ていて思うこと。
山崎くんかわいい!裕翔かっこいい!…もちろんそれもそうですが、すごく面白い!と思うのです。ストーリーがというよりも、超進学校の弱小野球部を題材にドラマを作ろうと、そもそも原作となった本を書こうとしたその着眼点が。

弱くても勝てる、弱いままで勝つ。と言いながら「研究と実験」を重ねる秀才たち。これは、いわゆるダメな子たちが一人のカリスマ教師によって変わっていき青春を謳歌する学園ドラマ、とは違うみたいだと思いました。そして見ているうちに、自分の、どこにでもある、でも実感を持って大切だと感じている、一つの教訓を思い出しました。

偶然というかなんというか、原作者の高橋秀実さんは大学の先輩でした。そのことも、より一層私の興味を引き立てました。

「自分の土俵で戦いなさい」

よく言われることです。これを、意識して実践してみたことがあります。大学生のときです。こっからは私の自分語りです。

私は、中学生頃からずっと、マスコミの仕事に就きたいと思っていました。中でも出版。言わずもがなジャニヲタだったからです。雑誌を毎月立ち読みしては、こんな雑誌を作ってみたい…!と夢を見ていました。でも、ずっとずっと自分には何の秀でた取り柄も個性もないと思っていたので、どうせ叶わない夢だとほとんど諦めていました。そして、目立つことが何より苦手で、大人しくて、引っ込み思案で、集団のなかに紛れている自分に嫌気が差しながらも、こんなもんだろうと過ごしていました。

大学生のとき、やっぱり諦めきれずマスコミ塾のようなものに通い出しました。そっち方面に就職したい人のための就活講座みたいな。色々苦手なことも嫌なことも経験しましたが、何より高い壁だったのが合宿の、その中で、一人「一芸」をするという催しでした。

人前で話すことを考えるだけでお腹を壊す父親からの遺伝を持ち、さらにテンション高くしゃべることがひっくり返ってもたぶん生まれ変わっても無理な性格の私にいったいどんな芸をやれるというのか。あらゆるセンスも普通で、運動音痴で、唯一ずっとやってきた吹奏楽も、中の下くらいの技術しか持っていません。

追い詰められて考えた結果、思い出したのがこの言葉。今から自分を変えることも、新しい芸を習得することも出来ない。じゃあ今の自分が持っているものは何だろう?自分の土俵とは?

思い付いたのはたった二つ。世界の26の言語を学べる大学に通っていたということと、くそ真面目に努力する性格と。

私がやったのは、

「26の言語で「こんにちは」と「ありがとう」と「愛してる」を言う」

という芸でした。もちろん26の言語が話せたわけではないので、大学で必死に調査をしました。あとは26×3=78つのフレーズをただひたすら暗記暗記暗記。

本番では覚えたてのその言葉を一気に捲し立てました。

結果、優秀賞は貰えませんでしたが、主催の先生からの特別賞を頂きました。そして、特別講師としていらしていた新聞社の方から、3か月後に違う機会でお会いしたとき「世界の言葉で色々言ってた子だよね?」と名刺を
頂いたのです。

この話はここで終わりです。結局私はマスコミに就職できるような人材では到底なかったし、大したことを成し遂げたわけでもないし。

ただ、一番苦手だと思っていたことを、自分の一番得意な土俵に上げてみたら、意外と簡単に物事が進んだ、と思いました。弱くても勝てます風に言うと、大人しいままで目立った。という感じでしょうか。

このときの実感を、私は事あるごとに思い出すようにしています。何か壁にぶつかったときに、自分の土俵に持ってきたら、どう対処できるか?と。自分の土俵だからのびのびできるし、しかも好きなことだからちょっと楽しいんです。今でも、たいした個性も取り柄も持っていません。でも、ちょっと楽しいんです。

やっとドラマの話に戻ってみます。弱くても勝てますの生徒たちがやってることって、これと一緒なのかなーと思いながら見ています。日本有数の進学校、理論付けることや追及することは誰より得意。でも運動は苦手。スポーツマンシップ的な熱い想いもたぶんそんなにないでしょう。そこで、青志先生は練習しろー!熱くなれー!上手くなれー!とは決して言わず、弱いままで、でも勝つ、と言う。

土9の割に笑っちゃうくらい冷めたドラマですが、でもこれを実践すると、ちょっとだけ生きやすくなるって思ってます。あと、今のままの自分がちょっと好きになります。

私がこれまでしてきた経験から得たもので、人に言える唯一くらいの教訓です。

ドラマ「弱くても勝てます」もう終わっちゃいますね。江波戸キャプテンの、とりあえず、差し当たり、も大好きでした。裕翔がジャニーズなのに自然に特撮系やDボ系に混ざっている感じも大好きでした。みんなのヒーロー福士蒼太も大好きでした。

寂しくなります。