咲き誇れ。

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歌詞が好きなジャニーズソング

ジャニーズソングの歌詞は、好きなものがすごく多いです。若者がまばゆい未来を目指して力強く進んでいくような歌詞、聴いてる人に向けられた底抜けに明るい応援ソング、単純で真っ直ぐで大好きです。タレントの歌声だけでなく、その言葉に励まされることも多い。

その中でも、言葉1つとかではなく歌全体の世界観が堪らなく好きなものがあります。たとえば少年隊の「We’ll be together」。色即是空の入った中山優馬の「水の帰る場所」、そして関西ジャニーズJr.の「鼓動」。個人的にはその最上に位置するのがジャニーズJr.の「Days」。そこからまた物語が始まるような歌詞が好きです。

一つ一つを語ってみます。

まず「We’ll be together」は言わずもがなプレゾンで、実は歌詞をじっくり読んだのも今回のプレゾンが始めてでした。そして、その言葉遣いの柔らかさ、描く景色の優しさ、残す余韻の切なさと甘酸っぱさに一瞬にして虜になって急いで作詞者を調べたらジャニーさんだったという衝撃はTwitterにも書きましたが。

まずは歌詞なのにですます調であること、その不思議な違和感が私にはとてもふんわり心の中に降ってきたんです。そして、過ぎた季節に後ろ髪をひかれて何度も振り返ってしまう気持ち、別れを惜しみつつもまた会える日への希望をとつとつと語る感じがとても好きでした。

「別れた時より素晴らしい場面を作り出すために」「さよなら言います、やがて来る明日を楽しみにしてます」という最高の別れ方を作ってくれるジャニーさんに思わず感謝までしてしまう曲です。

続いて「水の帰る場所」。

「色は即ち是空となって消え行く」

これはひとえに色即是空を歌詞に取り込んだ斬新さに心を打たれたのが好きな理由の9割。作詞者は酒井ミキオさん。祖父が坊さんな家庭に育ったからか(?)歌詞を見た一発目に鳥肌が立ったあの衝撃は忘れられません。しかも、とても綺麗に、最後のワンピースをはめたかのようにこの歌詞の部分が曲全体が作り出す物語のキーワードになってるように感じました。

そしてこの曲がとても綺麗な言葉を散りばめて人間の愚かさを歌っているのも好きな理由です。願うから不安になり、望むから不満が出て、悲しみと憎しみにいつのまにか自分からまみれてることに気づかない。これは歌詞とは関係ないかもしれないけど、そんな歌詞を透き通った水の化身かのような汚れなき中山優馬が歌うから余計に胸に迫るのかもしれませんが。

「鼓動」

切なくて切なくて大好きな曲です。とても力強いのに、あまりにも救いがない。やるせなさに胸をかきむしりたくなる希望と絶望の対比みたいな言葉の並びが好き。

この空が消え果てても星を目指せと言い、道がなくても遠く前を向いていけと言う。未来を指し示すのはきっとこの胸の鼓動だけ。


最後に「Days」。これは歌詞をお借りして置いておきます。引用の仕方が分からないのであとで直す!

作詞:はしもとみゆき

たとえばここで出会えたこと
たとえば君と笑ったこと
時間を止めたいほどの思いも
やがて そっと 消えていく

たとえば空に願ったこと
たとえば傷つけ合ったこと
堪えた涙がこぼれたことも
いつか 遠く 消えていく

嘘をついて悔やんだ日も
何も言えず嘆いた日も
あの日見つけたたったひとつも
今日という日が終わるのも

忘れない この胸の中に
今この時を 抱きしめたまま
忘れない この時の中で
ずっとこのままで 輝いていて

瞳を閉じれば鮮やかに
過ぎて行くこの美しさに
戸惑いながら 煌めきながら
二度と戻らない時に生きて

Days だからもっと
もっと今を感じていたい
Days もっと もっと強く
今日をやきつけて

忘れないさ この時の中で
ずっとこのまま 輝いていて
忘れない この胸の中で
ずっといつまでも かけがえのないDays


初めて聴いたのは2007年ジャニーズJr.の大冒険。Hey!Say!JUMPがデビューした直後だったのかな?当時の状況も合間ってだとは思うけど、これをあの時代のJr.に歌わせたあの風景がほんとに痛くて苦しくて、でもだから美しくて。

今がこんなに辛くて苦しくても全てはいつか何事もなかったかのように全て失われていく。時間を止めたいほどの思いも、目を背けそうになるくらいの輝きもいつか失われていく。救いでもない、希望でもない、ただ時間の流れに抗いようのない現実だけを突き付けて、その現実の鋭い刃に切られた傷口から鮮やかな血を噴き出しているかのような。痛々しいほど切なくて美しい歌詞で、それをなにも知らずに歌う若者が奇跡に見えた。

何年も経った今でも、この歌は消えない傷のように心に残っています。

こんなところでしょうか。こう書くと自分の好みはとても偏っているということに気づきました。けどたまにこんなのに出会えるからやめられない、ジャニヲタを。(結局そこ)