咲き誇れ。

この瞬間のキセキを表す言葉はどこにあるのだろう?  ***ジャニヲタ英語部参加者募集中!***

Where My Heart Belongs

belong:
「所属する」「(分類上)属する」「所有物である」「あるべきところに在る」「ふさわしい」

ジャニーズ・ワールドやそれに準ずる舞台で何度も歌われているもので、"Where My Heart Belongs"というタイトルの楽曲がある。私はこの曲の、メロディーもパフォーマンスも歌詞も大好きだ。特に歌詞は、heartとbelongが持つたくさんの意味によって、色んな解釈ができる拡がりを持っていることが、こんなにも惹かれる要因だと思う。ってことで、以下はWhere My Heart Belongsを意訳してみたもの。

How many years have passed?
The precious things in life
Remember the dream I drew on my heart
When I close my eyes I see a stadium of stars
Now I stand here by myself where my heart belongs
何年かかったのだろう
僕にとって譲れないもの
あの日心に描いた夢を思い出す
目を閉じると光溢れるステージが見える
今、僕はあの日心を捕らえて離さなかったこの場所に自分の力で立っている

I wanted to fly high
I wanted to be strong
I wanted to go farther
and open up my mind
高く飛びたかった
強くなりたかった
もっともっと高みを目指して
心を解き放ちたかった

How many years have passed?
The precious things in life
Now I stand here by myself where my heart belongs
あれから何年が過ぎたのだろう
かけがえのない時を経て
遠く目指したこの場所に僕は一人で立っている

Now I stand here by myself
And I know there's more places where I should be
I'll be there soon
今はここにいるけれど
でももっと行くべき場所があることを
僕は知っているから
すぐに行くからね

How many years have passed?
The precious things in life
Remember the dream I drew on my heart
When I close my eyes I see a stadium of stars
Now I stand here by myself where my heart belongs
あれからどれだけの月日が流れたのだろう
僕の大切なものたち
あの日心に描いた夢を今も覚えてる
目を閉じると眼下に満天の星が広がる
今僕は僕の居るべき場所に立っている

Now I stand here by myself where my heart belongs
今僕はみんなの居るこの場所に、自分の足で立っている

すっごい意訳。むしろ、Where My Heart Belongsという楽曲の歌詞をヒントにした創作と言えるかも。無理矢理に無視している矛盾点もある。

Where my heart belongsという言葉から連想した 概念を全て詰め込んでみた。そして何度も繰り返されるNow I stand here by myself~という歌詞、繰り返される度に"now"が指している今の時間が進んでいると仮定してみた。小さい頃に客席から見た輝くステージに憧れた小さな男の子が、そのステージに立った日。がむしゃらに高みを目指し、自分の力で、一人だけでステージの真ん中に立った日。そして、孤高で孤独だと思っていた少年が、メンバーや周りの人達、そしてファンとの中に自分の居場所を見つけた日。

こうやって訳しながら、私はどうしてもこの歌い主を好きなタレントと重ねてしまう。そして自分の好きな人に、こんな風に思える「今」が来たらいいなと願ってしまうのだ。

閑話休題

以前からジャニヲタ英語部で、担当を英語で言うと、何か?が話題になることが何度かあった。実際に海外で使われている言葉が何か、というよりも、自分だったらどんな言葉を当てはめたいか。その言葉選びによって「担当」の捉え方が分かるよね、という話。

私は今、この"Where My Heart Belongs"という言葉がぴったり来る気がしている。

私の心のある場所。舞台上にいるその人に心を奪われてから5年と半。思いを馳せ、泣いたり笑ったりし、思い出を積み重ねてきた場所。そこは時を経るごとにいつしか私の居場所みたいに感じていた。そして、その場所の真ん中に立つのが、先に書いたような「今」を手に入れて欲しいと誰よりも願った人だった。

belongの言葉から連想するように、そこには責任のような感情も生まれる。そんなもの自分が勝手に背負い込んでいる100%の自己満足なだけなのだけど。その「責任」からか、目を向けないようにしていたことだけど、やっぱり、舞台上の姿を見れないでいる長い時間は、感情貯金を少しずつ少しずつ、だけど大きくすり減らしていった。

15年目にしてようやくたどり着いた所属ユニット単独公演。言葉が見つからず上手く表せないけれど、本当にすごいと思う。

でも一方でそのステージを、手段を選ばずなりふり構わず見たいと思えない自分がいる。そしてそう思えない自分がまたしんどい。だから、ちょっとだけ心を離してみようと思う。

入所 14周年本当に本当におめでとう。舞台に立ち続けてくれてありがとう。想像を絶する14年という長い月日、いつも変わらず前をしっかと向いて未来を見ているようなその姿勢に何度も何度も励まされた。その先に掴んだ所属ユニット単独公演で幕を明ける15年目が、さらに先の未来に繋がる輝ける1年でありますように。

たぶん、また戻ってきます。