咲き誇れ。

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Like a Stray dogs―コロナ渦でAぇ!groupにリモート沼落ちしちゃってもAぇんですか!!???

あの日から、どうやら1週間が経ったらしい。そして、今日はAぇ!group単独Zepp公演の初日だ。もちろん私は行けないし行かないけれど、この未曾有の情勢の中で、無事に幕が降りることだけを切に願う。(台風も来ないで!!!)

世の中では非常事態宣言が出され、外出自粛が要請されていた2020年4月。今思えばあの頃はまだ嵐の前の静けさだった。思うように外に出られず色々な困難を感じているだろうファンに向けて、ジャニーズ事務所からは急遽様々なコンテンツが提供された。そして、ジャニーズJr.の更新するISLAND TVは、本人のおうちから発信されるという想像だにしなかった形になった。大半の子がクローゼットの前で撮影をしていて、意外と家の中に何もない広い壁ってないよな、なんて思ったりした。メンバーとさえも会えない状況下、中には自分の特技を活かして個人で毎日更新するJr.もいたり、一方でYouTubeチャンネルやインスタアカウントを持つグループはISLAND TVにはあまり出現しなかったりなど、まさに十人十色。本当に本当の意味でセルフプロデュースやらブランディングやらの力が試されていたと思う。その中で、メンバー全員を1つの画面に揃えて毎日動画を更新していたのがAぇ!groupだった。(他グループがやってたかどうかは知らない)

はじまり

外出自粛といっても2歳の娘を抱えている私は普段からほぼ自粛みたいな生活を送っていたので、普段どおり育児家事仕事に忙殺される日々の中、急に滝のように供給されるようになったコンテンツはほぼスルーしていた。が、ふと末澤くんの顔面が見たくなってISLAND TVを見たのが恐らく5月の始めだったんじゃないかと思う。サムネで末澤くんが一番よく拝めそうだと選んだのが#Aぇのオハコ「ガチ告白」で、やってることはまあエグいんだけど、とにかく照れまくってる末澤くんと戸惑いながら温かく受け入れる正門くんを真夜中に見てしまったのがすべての始まりだった。そこからは粛々と毎日更新される動画を見てから寝る日々が続き、気づいたらAぇの6人と友達になっていた。

そもそも、Aぇ!groupに対してそれまで持っていた知識は、優馬のソロコンでバックについたリチャ末は生で見たことがあり、こじけんと大晴は少クラの関Jr.コーナーで一発芸やら何やらやってるのを見て勝手に何となく近づいたらヤバイ子達認定をしていた。あとは櫻井・有吉の夜会を見ていて、佐野くんの経歴と歌声が印象に残っていたくらいかな。正門くんに至っては朝ドラとリアコということ以外ほぼ認識してなかった。優馬コンの舞い、恋を経た私が末澤くん目的でドッグファイトを観に行ったのが2015年の12月。だけど関東に住む私にとって、応援するのにどうしても何らかのディスアドバンテージが生まれがちな西にハマるつもりは全くなかったので、その後は意識的に離れていた。Aぇがバンドグループだということは把握していたので、Aぇの結成を知って、末澤くんのダンスが好きなのに、あまり踊らなくなるのだろうか…なんて変に心配したりなんかはしていた。

話を2020年5月に戻そう。#AぇTVと称して◯◯王やワードウルフなどを和気藹々とやり、年下3人にいじられまくってキレたりなんだりちゃんと反応しながらも最終的にものすごく優しく受け入れるお兄ちゃん3人という構図を見ているうちに、私は完全に近所の陽気な兄ちゃん達とのオンライン飲み会()に参加している気分になった。メンバーが家で撮影してることもあり、服も顔も髪型も(当社比で)そんなにイケてなかったのも友達効果に影響してると思う。

だんだんと興味を持ち出したこの段階から、徐々に「年下彼氏」、「なにわからAぇ風吹かせます」、そして録画したものの見ていなかった「恋の病と野郎組」を見始める。彼らの喋っている姿、演技をしている姿は幸運にも見るチャンスが結構あった。

前夜

#AぇTVの佐野王だと思う。佐野くんが末澤くんの歌声(高音)とリチャのグルーヴ(グルーヴって一体何を意味するのかわかってないけど)を羨ましいと思っているらしいことを知った。元劇団四季のヤングシンバ役という経歴に絶対的な信頼を持っている(cf.Travis Japan 川島如恵留)、かつ既にその時の毎日の心の癒しが佐野くんがカバーした名脇役の歌声になっていた私は、佐野くんが羨む歌声ってどういうこと!??てか彼らが歌ってるのなんか聴いたことない!!!と、急に焦り出したが、そのときに彼らのパフォーマンスを見られるコンテンツは8.8かまいジャニのショウタイムかぐらいだということを知り、8.8が諸事情により見られない私は軽く絶望した。でも、それから少ししてDREAM IsLANDの配信が決まった。

Aぇのコンサートの配信はもちろん観るとして、728の日はどうしよう…と悩んでいたけれど、出来る限り早くAぇの歌声が聴きたかった私は、我慢できず開始30分前くらいに購入。有り難いことにアーカイブも残されたので、期間中ドリアイレッド、ブルー、グリーン、ブラックを何度見たかわからない。Firebirdと、勝手に仕上がれも。ドリアイブルーが何を歌うか、リクエストはもちろん予想も全くしていなかったけど、Dye D?は始まった瞬間これが大正解だと思ったし、グリーンは佐野くん始め歌声が大好きな人ばかりが大好きなメロディーを歌っていたので、とにかく耳に何度も注ぎ込んだ。728の日の配信は、噂に聞いていたAぇの面々のスキルの高さが、期待通りかそれ以上ということはなんとなく分かったけれど、それを噛みしめることが出来る程十分な尺はなく、おかげで尚更にAぇの配信が待ち遠しくなった。

Break Through

それから約1ヶ月後、その時が来た。結局休もうと思っていた8月24日(月)は、その前の1週間を新型コロナの影響により仕事を休んでいたため、出勤した。18時~は娘と怒涛の入浴タイム♪だったので、夜公演も30分と少し遅れて視聴することになった。

最初に耳に飛び込んで来たのが、Lil miracleの歌い出し。その末澤くんの歌声と表情がど真ん中もど真ん中、奇跡かと思うほど大好きで、度肝を抜かれて開始1分くらいで心臓壊れたかもしれない。そこからはめくるめく。Aぇってバンドなんだからゴリゴリロック系なんじゃないの!?踊ってる!キラキラしてる!かっこいい!!可愛い!!!…ていうか正門くんに世界で一番愛してるって言われて抱きしめられたーーーーーーーーーと思ってるうちに終わった。AぇTVですっかり友達だと信じていたお兄さん方がビジュアル最高で輝いていて、特に正門くんとこじけんは私の認知の中のメインビジュアルが、+6キロ兄ちゃんとエキゾチック健子だったので、ギャップの衝撃が凄かった。

それから何だかんだあったんだけど容量越えて本当に覚えてなくて、でも楽しいも可愛いも美しいもカッコいいもセクシーも爽やかもなんか全部貰った。バンドだと思ってた人達が、バンドはもちろんダンスも歌も秀逸で、一通りそこそこやりましたよじゃなくて、エグいくらい全方面に際立ってパフォーマンスしてるの、圧倒的だった。特に歌、もう歌が凄い。語彙力失くしてるのでこれ以上言えないけれど、凄い。

そして、ボクブルース。イントロからヤバイ曲な予感はしたけど、メロディーラインが宝石が転がったんじゃないかと思うくらい美しくて、でもさりげなくて、暗闇の中で唯一光る希望みたいで。歌詞もね、伝わってくるメッセージが、まだAぇと共有したものが何にもない新参者の私さえも包んでくれそうな優しさの極限みたいなもので、これを作ったこじけんって外見の美しさも相当だけど心も美しくてなんかもう存在が尊いなとか考えてた。そして下手っぴなりに、とか、不器用なブルース、とか、さっきまでキラキラにもギラギラにも輝いてた人達がこの時ばかりはちょっと寂しそうな犬みたいに意地らしく歌うの反則だと思う。とにかく全てが珠玉だった。

We must go foward now

かくして、改めて翌日無事にシンデレラガールからFirebirdまで履修し、配信初日にある程度覚悟していた言葉を噛み締めた。

私、Aぇ!groupに落ちました。

西には絶対にハマらないと決めていた、しかも現場至上主義の私があろうことかリモートで落ちたのは、たぶんうっかりとかたまたまとかじゃないんだろう。もちろん彼らが圧倒的な魅力とスキルを持っていて、元々大きな吸引力があったということはベースにあれど、きっと彼らがこの状況下で出来ることを最大限にやって、その成果として獲得したたくさんの新規ファンの一人なんじゃないだろうか。彼らがどれだけ意識的にそれをしているかはわからないけど、Stray dogs.の「睨み利かせ 食らい付いて もう逃しはしないぜ」ってやつに見事に引っ掛かったと思う。

革命的なあの日からドキドキとワクワクとトキメキとよくわからない心の暴走が止まらなくて、旦那に「ごめん、浮気するわ」と宣言だけはしておいた。これまで、トラジャもスノストもキンプリ(なにきん時代のまいジャニは見てたので)も小さい頃から見ている子達は、どんなに好き好き言っても母親どころか祖母目線でしか見てなかった。だがしかしAぇはちょっと違う。だって正門くんなんて見てるだけで自動的に不倫させられるし。まあ仕方ないよね。

今はただ、ありがとうしかない。配信という形でここまでのことをして貰ったおかげで今の(沼の中のw)私がいる。でも、いつか、LIVEで。彼らの歌声を耳がおかしくなってしまいそうなくらい聴いてみたいし、彼らの魅力を全身で浴びてみたい。その日までもう少し辛抱してみようと思う。彼ら6人の歌について語りたい欲がすごいんだけど、それはやっぱりLIVEで聴いてからじゃないとね、ってことで。