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咲き誇れ。

この瞬間のキセキを表す言葉はどこにあるのだろう? ***ジャニヲタ英語部参加者募集中!***

ファンに呼び名をつける風潮どうにかなりませんか。

先日のクリエ公演でふぉ~ゆ~が自分達のファンの呼び名を決めたとの報があった。きゃっちゃ~と。そしてまたこちらも同じくクリエ公演にて、バカレア組にSix tonesとの正式な名前が発表された。

後者にはああ良かったねと前向きな感想を持った。けれど前者には、率直に言うと嫌悪感を覚えた。この2つの違いは何なのか?一つはその名前で括られたグループの性質の違い、もう一つは名乗るか、名付けられるかの違い、だと思っている。

名前は、世界を区切るものだという。私のイメージは、名付けることは箱を用意すること。無限に拡がる多様なものを画一の箱の中にどんどん入れていく。個性は消えて、対外的には一色の箱として可視化する。名乗ることは多様なものの中から一つの属性だけを強調すること。一つの芯を通すイメージで、これも可視化するけど、それ以外の多様性も消えずに拡がっていく。


つまり、名前ってあくまでも対外的にあるものだから、周りの人が認識しやすいかどうかということだと思う。今回のSix tonesは(周りの大人に名付けられたのかもしれないけれど)あくまで自分達で名乗って、個性のある6人が共通の一つの名前を持つことで世間に認識されやすくした。見られることが仕事のタレントにとって、認識されやすいというのはとても大事なことだろうと思う。

その一方でタレントがファンを名付けた場合、「あなたたちを一つの箱の中に入れて、簡単に認識できるようにしますよ」と言われてる気がしてしまう。ファンはタレントに見られるための存在ではない。簡単に認識されても困る。そして、一度一括りにして見たかたまりが、増えたり減ったりしたところで彼らはそれに気づくのだろうか?

ファンは楽しませてもらう客で、タレントはファンをもてなすもの。タレントが、自分が名付けた「ファンのかたまり」を見て、ご満悦になっていたらどっちが客だか分からない。

恐らくその部分に、この嫌悪感はあるのかなと思う。別に普段から、お客様は神様だ、ファンをもてなせ!なんて思っているわけではない。そもそもタレントは、ファンに特定の名前をあげることがプレゼントのつもりで、それで皆が喜ぶからこそやっているんだろうし。だけど、タレントがある特定の名前でファンを呼び出した時に、うっすら見え隠れする主従の意識に逃げ出したくなる。
我ながらかわいくないファンだとは思うけど。

そしてもうひとつ、ファンは10年前も10年後も、永遠にファンではないということに気付いているのだろうか?とも思いたくなるこの風潮。そもそもコンサートに来た人が、みんな自分達のファンであるなんて大間違いだし、自分達のファンでない人がたくさん来ている、ちょっと見てみようかなと思う人がたくさん来ているコンサートこそ良いコンサートという気がする。今日来た人が次回来なくたっていい、それでもまたいつか来たいなと思えるコンサートが見たい。でも、ファンを特定の名前で呼ぶことで、そういういわゆる「一見さん」を遠ざけるんじゃないだろうか。

少なくとも私はそうだった。当時大倉に熱を上げていた私は、関ジャニ∞のFTONコンにうきうきと足を運んだ。でも、エイターと何度も叫ばれる空間に一歩踏み入れた私は、終始居心地が悪かった。しまいに怖くなって自分はエイターじゃないと逃げ帰ってきた。もう二度とこの場所には来ないと思った。

でも、たぶんこれはすごく個人的な感覚だけど、エイトはそれで良い気がする。ファンとメンバーの繋がりが(時に良い意味で宗教的に)強いというのがエイトの特長で個性だと思うし、何より人気があるから。

でもふぉ~ゆ~はそうじゃない。ファンに名前を付けよう、となった時点で、今ここ(クリエ)にいるファンは10年前からきっと自分達のファンで、なにもしなくても10年後もきっとそうなんだ、この空間は長年彼らを見てきた人だけがいることが許された空間で、一見さんはお断りなんだっていう本人達の意識を感じたような気がした。「いつかふぉ~ゆ~を知らない人がいないくらい」になってくれるんじゃなかったの?まだほとんど世間の誰にも知られていない現状で、今いるファンだけを一括りにするの?

去年のクリエから感じていたもやもやがはっきりした瞬間だった。私はふぉ~ゆ~担でもないし、長年彼らを第一に応援してきた訳でもないから、ここにいちゃいけないんだって思った。私はこっしーが好きで、こっしーだけじゃなくて4人それぞれのパフォーマンスが好きで、ただそれを見たいという想いだけじゃもうここにはいられないんだなと。

話が逸れました。ファンに呼び名をつけるというこの風潮、人によって感じるところは違うと思う。ただ、もしもふぉ~ゆ~が、ファンの名前をコンサートで多用するならば、恐らく私はその場に足を運ばなくなるだろう。

その意味で♪君も、君も、君もT&T~と陽気に歌い踊るタッキー&翼のコンサートには昔も今も安心して向かえるのだけど、今後この流行りはどうなっていくんだろうか。