咲き誇れ。

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突然だが、私はTravis Japanが大好きだ。

突然だが、私はTravis Japanが大好きだ。

そう言うと、だいたい聞かれる。「誰が一番好きなの?」と。

それに対して私はずっとこう答えてきた。「一推しも二推しも三推しもいないけど、あえて言えば拡輝かな。」

そう。ジャニタレの中で、一番も二番も三番もいない。でも私は、Travis Japanが最高に大好きだ。箱推し、と言えばそうなのかもしれない。でもどちらかというと外側の箱というより、Travis Japanの内側、一番中心の部分にある、Travis Japanという概念に、私は惚れ込んでしまっているような気がする。

Travis Japan、通称トラジャは2019年1月現在、7人だ。だけどここまでのトラジャの歴史を振り返って改めて思った。Travis Japanのここまでの歴史の中で主となるといえる形態って一体どの形態なのだろう?

2012年の結成時、彼らは確かに9人だった。けれど、表舞台、テレビやその他メディアに出ている彼らが9人でいることはとても珍しかった。夏のPLAYZONEに出演している時期以外は、彼らはバラバラに舞台に出演したりコンサートバックについていたし、PLAYZONEでさえ、他の仕事に抜擢されたメンバーの出演がまるまるないシーズンも多かった。

2012年の結成からたった3年。2015年に青山劇場の閉鎖とともにPLAYZONEも幕を閉じ、程なくして顕嵐が、そして美勇人が別ユニットに行くことでTravis Japanから抜けていった。拡輝と朝日が退所し、あっという間に5人になった。そこに2017年11月、松倉海斗、松田元太のいわゆる松松が加入し7人になった。ちょっと振り返るだけでも、彼らはステージに立つとき、常にといっていいほど形を変え続けてきているのが分かる。

PLAYZONEが終わった後、私は2016年のトラジャクリエに行ったのを最後にトラジャの現場から離れていた。そして、松松が加入した新生Travis Japanを、2018年8月のSummer Paradiseで初めて見ることになった。

そこで見たTravis Japanは、私の愛したTravis Japanと変わっていなかった。いや、確かに違う。むしろ全然違うんだけど、大好きなままのTravis Japanがそこに居た。舞台に、作品に真摯に、誠実に、ひたむきに向き合う彼らが。そのパフォーマンスから、強い真っ直ぐな想いをビシビシと放ってくる彼らが。そして心からダンスを楽しんでいることを感じさせる笑顔を見せる彼らが。

サマパラに入ったのは初日だった。だから、既に4曲にも増えた彼らのオリジナル曲を含めた魅力的なパフォーマンスを一通り繰り広げた後、突如としてONE DAYが流れ出した時にはパニックになった。星屑のスパンコールの前奏で叫び、イツバを経て夜の海が始まった時に私は軽く発狂して崩れ落ちた。そして、Guys PLAYZONEでやっと正気を取り戻したのだが、頭に浮かんだ最初の感想は、「いやいや…もう君たち…やってくれたな…」という何とも気の抜けたものだった。もちろん良い意味で。

10代の頃に大人たちから受けた恩なんて、忘れてしまって良いと、私は思っている。若者には大人の世話になれるだけなりまくって、そんなの関係ねえ!と言わんばかりに飛び出して行って欲しい。でも、彼らは自分達が育ってきた作品を尊重し続け、今でも自分達の芯に置き続けている。ただし、決してそこにとどまっている訳ではない。彼らは既にもっと歩を進めた自分達のステージを作り始めている。Travis Japan初めてのオリジナル曲「夢のHollywood」の2番の歌詞で「過ぎた1幕は 積み上げるExperience 俺たちの2幕 Life is Musical」という言葉がある。まさにこの歌詞の通り、2015年に彼らが生まれ、そして育ってきたPLAYZONEがその幕を下ろしてから、むしろ下ろしてからの方がTravis Japanは加速度的に魅力を増していったように私には見えた。それでも、彼らはその芯を揺るがすことはなかった。

初期メンバーの5人だけではない。松松がSHOCK曲を歌い、またYouTubeの尊敬する先輩の白塗り物まねで二人揃って光一を選んでいるのを見て思ったことは、「松松お前らもか!!」である。この二人がなぜトラジャにピッタリとハマったのか、そしてまた二人が新生Travis Japanに何をもたらしてくれたのか、少し分かった気がした。

Travis  Japanはどんな形のときも、いつもTravis Japanだった。メンバーの変動やら何やら、色々な状況に柔軟に対応しながら、でもその実頑固に守りたいものを手放すことなく、そしてこれまでのどの形のTravis Japanも大事に抱えたまま、ここまで進んできてくれたように見える。少なくとも、メンバーの増減にどうしても付きまといがちな悲壮感は彼らのパフォーマンスからは微塵も感じず、どんなときも前だけを見てステージを誰よりも楽しんでいるように見える、彼らが駆け抜けていくその姿こそがTravis Japanだと思わせてくれた。これを書いている間に、YouTubeでLock Lockの1.5倍速動画がアップされた。その中で、宮近が「Travis Japanのプライドがある」と発言していた。そうか、彼らはプライドという言葉を使うんだなと思った。私はそんなトラジャが心の底から大好きだ。

ただ、ここまでこねくり回して書いているものの、結局のところ彼らのパフォーマンスを見始めた瞬間、そんなことはすべてどこかへ吹っ飛んでしまうのだ。緩急の美しい身のこなし、センターの目まぐるしく変わるフォーメーションチェンジ、細部までシンクロしたダンスに圧倒されて、ただただこのステージで繰り広げられている一秒一秒が好きだと思うだけのごくシンプルな感情に支配されてしまう。と、その一方、ひとたび彼らを集めて喋らせれば、3.5人くらいが幼稚園生で、2.5人くらいが小学生で、普段こっちが考えている小難しいことが全部どうでも良くなるくらい笑わせてくれる。そんな細胞レベルで感じる快感を求めて私は、彼らを見に行ってしまうのかもしれない。

さて、長い長い前置きはこれくらいにして(前置きだったのかよというツッコミ大歓迎です)、ここのところ、私の胸の中にムクムクと(ムラムラと?)沸き上がる思いがある。

最近、トラジャがかっこ良い。

もちろん、踊っている彼らはいつでもかっこ良かった。けれど、何て言ったらいいのか…。またも人の言葉を借りると、ジャニーズ楽曲大賞に寄せられたコメントの中で「フォーマル」という言葉を使っている方がいた。そうか、かっちりフォーマルがユニットのメインイメージだった彼らが、少しずつ「あそび」を身に付けてきたんだ。「ゆとり」や「余裕」も意味するあそび。その隙間から匂い立つものが、新たな魅力になっているのかもしれない。

拡輝がいなくなった今、私の「まああえて言えば、」の後に続いていたのはうみんちゅなのだが、と言うか正直言うと後に続いていたのは美勇人と顕嵐なのだが…。最近はもうなんだかトラジャの全員が全員、色気だだ漏れ男気魅せすぎで、もはや誰でも良いよ(雑)みたいな気分になっている。

これまでも折に触れてトラジャの面々について好きなように書いてきたが、松松も入ったことだし、せっかくなのでこのところの7人について、超私的視点からまとめておこうと思う。

川島如恵留

何を隠そう、この記事を書き出したのはひとえにのえるのことを書きたかったからと言っても過言ではない。なのに年齢順で書きたかったため最初に私的クライマックスののえるを書くことになってしまった。

とにかくのえるがかっこ良くてかっこ良くて堪らない。

もともと、ステージに立つのえるが最強なことは知っていた。くしゃっと笑顔が暴力的に可愛いことも、立ち居振る舞いが紳士過ぎることも知ってた。でもそれに加えて、とらまるが始まってみたら書く文章は重くて面倒な男臭がすごいし、YouTubeが始まってみたら相変わらずトラジャのママだし(手のかかる幼児が増えたし)、今まで漂わせていたそこはかとない気品に加えて最近はなんだか粗野というか野性的な何かを放っている気がするし、総じて言うとセクシーだ。よく言う、唇がセクシー、とかそう言う表面的な類いじゃなくて、もっとユニバーサルな意味の、たぶんきっとケンティーが言うところの、セクシーなのだ。SHOCKで彼を見るのが心から楽しみなのと同時に、ちょっと怖い気もする。何かが起こりそうで。

七五三掛龍也

昨年のサマパラで、私の入った回はうみが怪我のため不在の曲が多かった。そのため、少し色んな人を見る余裕があった。(映像なら7人分見るんだけどね。)その時に、あ、しめのダンス、私が好きなやつだ、と直感的に思ったのが最近の大きな発見だ。

それで、最近になってやっとしめのことをちゃんと見た気がするのだけど、どこを切り取っても少女漫画的にかっこ良い人だなあと改めて感心している。もしくは時々、優等生のホスト。とらまるの自撮りとかね。

あと、実はオリ曲のファンコール講座で喋るしめが好きで、しめの声を聞きたいがためにこの回を再生しまくっていたりする。優しい口調、ちゃんと男っぽいのに物腰が柔らかい感じ。

そんなこんなで今の私は、トラジャ全体を見ているときに思わずしめに目を向けてしまう、という程には彼にハマっている。

吉澤閑也

しずやはトラジャの皆さんからの頼られてる感がすごくて、かっこいい。本当に安定。ダンスも安定。トラジャのお父さんで彼氏。でも、周りからのアプローチがなくしずや本人だけ見てると、結構おちゃらけてて軽い感じに見える気がする。以前からそうだけど、かっこいいこととか、大事なことをさらふわっと言う。勝手に照れ隠しなのかなと憶測してるけど。ま、単にお笑いが好きなだけかもしれませんが。

YouTube配信が始まってトラジャ皆のしずやへの接し方を見ることが出来るようになって、あ、この人はきっとパッと見よりももっと男気のある人なんだろうなというのがちゃんと伝わってくるようになった。

ただひとつ、なかなか致命的なおばかさんだとも思う。だがしかしトラジャには致命的なおばかさんがたくさんいるから、みんな集まればそれさえも魅力に見えるというね(!?

中村海人

うみんちゅは基本的にヒモ属性なところは変わってないのだけど、時々「男性」に見えて焦る。映像で残っているところでいうと、サマパラのインザルームのラップ。局動画を見返しまくって悶えていることは言うまでもない。声も低くて、普段しゃべっている時のアヒャヒャ感がなくなって、ゾクッとする。他にもそういう場面が結構あったりする。

そして、松松加入を提案したのがうみんちゅだったという事実には単純に驚いた。のえるもとらまるで書いていたように、思わぬところで冴えているというか。その提案がトラジャやJr.全体を無意識にでも俯瞰して出したものならうみんちゅは天才だし、直観で出したものならうみんちゅはもっと天才だと思う。何気にファンの求めるものをピンポイントで出してきたりするし、その辺りのアンテナを持っている人なのだろうか。

でもうみのとらまるは時々言葉の使い方の間違いがガチだし、句読点の打ち方とか言い回しが独特で基本的に何を言ってるか分からないので、その辺は本当に変わっていないなあと思う。あと髪を青く染めたのがアニメの影響って何それ。高校生の思考って突っ込まれてたけど小学生では。それもこれもひっくるめて好きなのだけども。

宮近海斗

宮近は、変わらないなーと思う。MCしっかり回してるんだけど、なんとなく日本語がぎこちないし、ギャグはスベるし、別にギャグでもないところでも発言が「んえっ!?」ってことがあったりしてこっちが戸惑ったり。でも、想いをきちんと言葉にしてくれる人、グループの特攻隊長、ダンスを心から楽しそうな笑顔で踊る人。私個人的には、人としてとても尊敬できる人。

全てを背負わすつもりは毛頭ないけれど、それでも、宮近が変わらないでいてくれる限りTravis JapanTravis Japanでいてくれるんだろうと信じられる、そんな人だ。宮近はもう昔っからかっこ良いし、いい意味で変わらない。

【松倉海斗】

正直、松松はまだ勉強中だ。特にまつくは見るたび印象が変わるので、なかなか掴みきれていないところがある。小さい頃、しゃかりきに踊る子だった。SHOCKに初出演した時にはその変化と成長に驚き、強烈な印象を抱いた。でも、それ以降は、お兄ちゃん、ガチャの演技とそのメイキングぐらいでしか、ちゃんと見ていなかった。

まだまだ知らないことがたくさん。なぜかトラジャの中では一番常識人なのかと思っていたけど、YouTubeでその認識は脆くも崩れ去った。というか、たぶんそもそも全くの間違いだった。とらまるは若干ポエミーだし、喋るとテンション振り切ってるし。だがしかしとりあえず顔がかわいい。そして歌が上手い。一言で言うと華がある。トラジャを彩る存在であることは間違いないと思う。

まずは初出演の時からどんな風に変わっているのか、SHOCKのステージのまつくをしっかりと見てきたい。

松田元太】

元太も、まつくと同じくまだまだ知らないことがたくさんある。

が、しかし。彼からはそんな過去のことなんて考えている隙間がなさそうなくらいの、何か圧倒的なものを感じさせられて、今まさに沼に落ちないように必死で崖にしがみついているところである。

かっこ良い。むしろ美しい。でもそう認めてしまうのが屈するようでなんだか悔しい。それはたぶん、彼が仕掛けた罠にまんまとはまってる気がするから。

昔の元太はよく知らない。けれど、絶対にこんな、水道からじゃーじゃー流してるような勢いで色気を出してる子ではなかった。何があった松田元太!

でも、普通に喋ってる時の元太は結構アウトデラックスな感じだし、さらにしっかりTravis 幼稚園 Japanの一員、むしろ先導を切っているくらいだし、まだまだ沼は深そうだ。

 

さて。

嵐が、5人であることを選択した。それはとても愛すべき選択だと思う。そして、色々なことが全く違いすぎるので、嵐とトラジャを比べることは意味がないと思う。けれどあえて言う。私は、何度形を変えてもTravis Japanが残っていく選択をし続ける彼らに、とても感謝している。

 

長々長々と書きまくって、気持ち悪いこともたくさん書いたので、きっとここまで読んでいる人はほとんどいないだろう思う。というわけで、最後に書きたいことを書いておく。

私は、有り得ないとは分かっていても、顕嵐と美勇人がトラジャに戻ってきて、再び9人のTravis Japanになれれば、ということを祈っていました。分かってるんだけどね。今はただ、皆が笑顔でいられる未来が続いていることを願うばかり。